2010/11/24

Autumn Leaf


Autumn Leaf

桜の落ち葉です。
桜の葉がこんなにきれいに紅葉するとは気づかなかったです。リンゴのような鮮やかな色付きが、とても綺麗。

2010/11/23

Nikon NewFM2




約15年前に新品で買ったNewFM2です。ついているのは35mm/f1.4、隣にあるのは50mm/f1.4。今では高くてそうそう買えない銘玉です。

生まれて初めて自分で一眼レフを買ったのは、中古のCanon AE-1/Pでした。それはAEと言ってもシャッター優先のみで、当時AEと言えば絞り優先となりつつあった頃たっだので、そうなのかぁ、じゃあ使いづらいなぁと思い、ステップアップのためにAE-1/Pを売却しNikon F4を買ったのでした。

ニコンの一眼で当時最高峰だったF4は、プロユースのために作られたものであり、報道、極地取材などありとあらゆる極限環境でも確実に動作し、多少の衝撃では壊れないという戦車みたいなカメラです。確かに丈夫だったですけど、重い。単焦点一本でいってもボディー自体が重いので、構えることが苦痛になってきます。フラッグシップ機を使っているという優越感でお釣りがくるほど期待したものが撮れなかったこともあり、AFにも楽しさを感じられなかったため、またF4は売却し、このNewFM2を買いました(この両極端さはどうか)。

シルバーボディのカメラはガラスなど反射する被写体を撮影する時は写りこむ事があるため、黒ボディの方がいいというのは昔良く言われたことです。でもやっぱり軍艦部が渋く輝くこのシルバーボディの方がカメラっぽいよなと思ったのでこちらにしました。買ってしばらくは、やっぱり黒が良かったなぁと後悔もしましたけれど。

このFM2で、とにかく撮りまくりました。主に撮ったのはモノクローム。荒木経惟氏に憧れ、街・日常・心象風景をテーマに毎日36枚撮りを何本も撮り、現像代もばかにならなくなったので自家現像とプリントもやりました。一日撮っては家へ帰って現像し、ベタ焼きしてはチェックしたコマを深夜納得いくまでプリントする、そんな毎日を繰り返し。

こんな事が出来たのも、前の会社を辞めてしばらくブラブラしていたからです。貯金が底を突く前に何かひとつ写真でものにしたかったという思いもあって、荒木氏を真似て自家プリントで写真集を作りました。いわゆる集大成です。それが出来た時は一切人に見せるつもりはなかったんですが、やはり誰かに認めてもらいたいという思いもあり、出版制作会社に就職面接を受けに行く時に自分の作品としてそれを持って行きました。

そこで言われたひとこと。

 「アラーキーみたいな写真ですね」

この瞬間、もう写真は止めようと思いました。別に嫌だったわけじゃありません。むしろ嬉しかったくらいです。模倣に始まり、氏の書き物を読み漁り、写真展に来場していたご本人に会いに行き(確か握手していただいたはず)、次第にのめり込んでいった末に、これでもかと言うほど撮りまくり、シャッターを押した瞬間の感情が印画紙に見えるまで焼き続ける、その作業の果てに自分が壊れていく気がしてしまったんです。氏に似ていると言われたことで自分の中に区切りをつけ、もうこんな写真はやらないと決心し現像機材など全て売り払って普通のサラリーマンに戻ってしまいました。

それでもカメラは手放さなかったんですが、ジュラルミンケースに封印。それからフィルムカメラは衰退し、デジタルカメラにとって変わられ、私もデジカメしか使わなくなってしまいました。

あれから15年、色々な意味で、もう一度このカメラを手にするとは思いもしませんでした。カビを覚悟で先日久しぶりにケースから引っ張り出したら、なんとレンズには曇りひとつありません。ニッコールがすばらしいのかケースが余程密閉されていたのか、少し感動ものでした。ちょうどその頃買ったリバーサルとパンクロームのフィルムが残っていたので(!)、どんな写真が撮れるか今試しているところです。久しぶりに外界の空気に触れてカメラもびっくりしてるでしょうし、リハビリを兼ねてのんびり撮るつもりです。もちろん私自身のリハビリも。

2010/11/13

A scene with BRONICA

iPhone 3GSで撮影。
このいかつい鉄の塊のようなブロニカが、エレクトロニクスが氾濫する街の中ではお守りのように思えます。

2010/11/11

HASSELBLAD POLAROID 100


ハッセル用のポラロイドフィルムバックです。ポラバック100、ポラロイド100(Polaroid 100)、どっちがほんとの製品名か知らんのですが、ハッセルのアクセサリにはこれと80用の2タイプあります。80はフィルムが製造中止なので、今はこっちの100用しか使い物になりません。80/100兼用のポラコンビというフィルムバックもあります。
この先まかり間違って80フィルムが復活したらと思うと、投売り状態の80用ポラバックも手に入れておいた方がワクワク感は楽しめるかも。

で、現在は富士フィルムのフォトラマFP-100(カラー)かFP-3000(白黒)しか一般には入手出来ないインスタントフィルム*ですが、このポラバックにセットして使う方法が良くわからない。フィルム買っても説明書は入ってないし、ハッセル純正のこのポラバックの取説にもロクな絵が載ってない。頼りになるのはネット情報と自分の想像力のみということで、困ってる人も多いと思います。私も最初えらい悩みました。大抵は失敗してる人のブログしか見つからんし、きっちり説明してるサイトがなかなか見つからない。

無ければ作りましょうということで、手順を作りました。初めて使ってみたポラバックですが、一応この流れで成功したので、多分合ってるんでしょう。もし違ってたらコメントよろしくです。

* 他にIMPOSSIBLEが販売してるポラ互換フィルムもありますが、安定供給という意味ではどうかなー。

0. 必要なもの

  • ポラバック(ポラロイド100)・・・¥結構高い
  • カメラとレンズ・・・¥とっても高い
  • 富士フィルム フォトラマ 10枚撮り FP-100またはFP-3000・・・¥2,000前後(FP-3000は¥1,600くらい)
  • 温度計(室温を計る)・・・出来れば正確なもの
  • 時計(現像時間を計る)・・・出来れば秒針のあるもの
  • あくなき探究心と経済力・・・一番難しいかも


1. 開封

FP-100の箱を開けると、遮光用の銀色の袋に包まれたこのカートリッジが入っています。袋を開ける時に、現像液や印画紙を押しつぶさないようにカートリッジの両脇を持ちます。つぶしちゃあかんよ的な絵がカートリッジに描いてありますが、これは外箱にでっかく描くべきでしょう。まずここからして不親切だな富士フィルム。

2. 装填

みんな一番悩まされるのが、このベロです。黒いベロと白いベロ。なんでお前は白と黒なの、出たいの引っ込みたいの、どっちなの、とあれこれ考えても、どこにも書いてません。

でも、何も考えることはありません。このままカポっとポラバックに入れればいいんです。装填前には必ずポラバックに遮光板を付けておくのを忘れずに。

そしてこのまま蓋を閉めるだけ。

装填出来たところ。こんな感じに白ベロも黒ベロも出ています。よく黒ベロを隣の細いスリットを通して出そうとして失敗してる人が多いようです。この時、白ベロが丸まってポラバックの中に挟まれてることもあるので、そこは気をつけてください。

3. 撮影準備

次は撮影するための準備です。装填しただけだと撮れません。
それは、この黒ベロを引き抜くのです。抜くにはちょっときついし、長いので、初めて使う人は、これ抜いてしまってえらいことになるんじゃないか、とドキドキしますが安心して抜いて下さい。すると、「1」と書かれた白い紙が出て来ます。これが1枚目ですよ、という印。
もう分かったと思いますが、この黒い紙は遮光用の紙で、引き抜くとフィルムの感光面が露光窓のガラスの向こうに登場しているわけです。なので、この作業の前にポラバックに遮光板が付いてないとフィルムがパーになってしまいます。

これで撮影準備が出来ました。普通の120/220フィルムの撮影と同じく、ポラバックの遮光板を引き抜いて撮影して下さい。

4. 現像

撮影したら、「1」という白い紙をペリっと引き抜いてください。すると「2」という紙と、隣の細いスリットから別の白いベロが出て来ます。これが撮影済みの印画紙を引っ張り出すベロです。このベロを、極めて一定の速度で、速くもなく遅くもなくヌーっと引いて、印画紙を引っ張り出してください。
スタジオカメラマンっぽくバリっ!と大げさに引き抜きたい人はどうぞやってみてください。私は現像液が飛び散って悲惨なことになるんじゃないかと、怖くて出来ません。また、この引っ張り方は人それぞれ意見があるようで、ヌーでなくシャッとやった方がいいとか色々言われてますが、心情的には一定速度のヌーがいいかなーと思ってます。

放置プレー。印画紙をヌーっと引き抜いてから指定された時間だけ放って置きます。放置時間は印画紙のタブのところに書いてあります。フィルムの外箱にも書いてあります。周囲の温度によって時間が違うので、撮影前に温度計で室温を測っておく必要があります。また待ってる間、ブリンブリン振り回したり手で暖めたりしたら発色傾向の参考にならなくなるので、やめといた方がいいです。

指定時間が経ったら印画紙をペリペリペリとはがして出来上がり。乳剤がフチにたまってるので印画紙につかないように気を付けてください。


あんまりいいサンプルではなかったですが、蛍光灯の室内で絞り2.8、シャッター1/4秒、室温18度、現像3分だとこんな発色でした。このFP-100は長時間露光対応と箱に書いてあるので、シャッター速度と現像時間を調整すれば、もう少しまともな発色が得られるんではないかと思います。

そうそう、1枚目の印画紙を引っこ抜いた今の状態は、すでに2枚目の印画紙が遮光板の向こうでスタンばってるわけで、プラスチッキーなポラバック100ではいくら遮光板をしていても光線漏れが心配です。早めに10枚使い切るようにしましょう。

2010/11/10

Sky is like a deep sea


Sky is like a deep sea
HASSELBLAD 500C/M, Planar C 80mm/f2.8
Kodak Ektar 100


Ektarのせいかバル切れとコーティングはがれのせいか、いい色になった。
夕焼け空だが、宇宙から見た地球のようである。無限遠が怪しいのは、レンズを分解・組み上げた時にヘリコイドのねじ込み位置を間違えたせいである。帰宅後にもう一度組み直してそこは直した。今度はシャッターブレードにオイルが沁み出し、時々完全に閉じなくなった。Cレンズは常にレストアしながら付き合っていかなければならないが、そこも含めて楽しみと思えれば立派なハッセル狂いである。

Rib Sky


Rib Sky
HASSELBLAD 500C/M, Planar C 80mm/f2.8

Kodak Ektar 100

あばら骨のような秋空。

ボロボロの銀Planar C 80mm (T*なし)を使って初めて撮影した日。
このレンズは、「バル切れのジャンクだよ」と言われて格安で買った(と言っても1万円以上)、初めてのハッセルレンズ。まずボディを買って次はレンズと思ったらすぐにこれを見つけたので、良くわからないまま買ってしまったが、家に帰って調べたら、まずシャッターが切れない。1万以上で使い物にならないものを売るのがハッセルの世界かと、中古カメラ業界を呪ったが、くやしいので分解して自力で直した。

幸い内部部品の欠落や破損はなかったようで、分解清掃でなんとかなった。もう限界に近いほどバルサム切れが進行していたが、それでも多少のフレアと色合いの乱れ程度で、シャッター・絞りは正常に動いているようだ。ちなみにこれはT*なし銀プラだが5枚羽根である。それでも絞りの形はゆるやかな円形に近く見え、これなら6枚でなくても良いと思う。色が微妙に乱れるところも味として楽しめる。

それにしても、何十年も昔のレンズが今でもまともに動き出すところに感動した。ボロボロではあるが、初めて買ったハッセルレンズで、ハッセルとは何かをいきなり教えてくれた。後にCF80mmも買ったが、写りがどうであっても、これはちょっと手放す気にはならない。

HASSELBLAD 500C/M, Distagon C50mm/f4 T*


突然ですが、これ買いました。
素人が手を出すと身の破滅とも言われる(か?)、ハッセルブラッドです。
flickrでローライフレックスの写真に魅せられてしまい、昔Seagullでちょこっと中判撮ってみたこともあって、また6x6撮りたいなー、なんて思ってしまったのが運の尽きでした。

ホントにこれ金食い虫です。中古ボディの値段は最近随分下がって来ており、一番ポピュラーな500CかC/Mならレンズ無しで程度そこそこで良ければ2万円出さなくても手に入ります。私が買ったのも、パルパスやシャッター幕はピカピカの綺麗な80年代製の個体で、マガジンと、しかもプリズムファインダーPME-51付きで4万円少々。PME-51の中古単体だけでも4、5万円位してるので、これはラッキーだったです。

しかーし、レンズが高い。500xはフォーカルプレーンではないので、ボディなんていわばただの箱、大事なのはレンズというわけです。しかも、ハッセル病というのがあるかわからんですが、500xはすでに現行機ではないという焦燥感なのか、手に入るアクセサリーは見付けたら片っ端から買っておかねばみたいな欲望がムズムズと湧いてきます。

これまでに手に入れたものを掲げるので、長文覚悟でアホの様子を見たって下さい。まずはボディ関係。★マークは国内正規代理店販売品(シュリロ・トレーディング)の意味です。

  • 500C/M★ボディ
    • これを手にした日から金が湯水のように出て行く。
  • PME-51 アイレベルプリズムファインダー
    • アキュートマット付きで非常に見やすい。露出計も助かる。が重い。
  • ファインダーカバー(底面用)
    • Vマーク入りのただのプラスチックの板。プリズムファインダーの底がぽっかり開いた状態で保存するのは、プリズムガラスに傷がつきそうで精神衛生上よろしくないのをなんとかするためのパーツ。ひょっとするとシュリロから¥800位で入手出来るのかもしれないが、ヤフオクでは常に¥2,000以上で落札されているので、今は売ってないものなのかも。と信じて¥2,211で落札。だけどやっぱりこんなもの多分自分で作れる程度のもの。
    • フィルムマガジン(A-12★ x 2個、A-12★無し x 1個、A-24★無し x 1個)
      • ボディに付いて来たのが相当古い★無しだったので、予備も兼ねて買い足していく。中野のあの店で綺麗な★付きが買えたので追加はしばらく休み。120だとどうしてもフィルム換装が面倒なので220用のA-24も欲しいが、24枚撮りフィルムのお徳感がまったくないのでA-12でいいか。と思ったがやっぱり24枚用も持っておこうとキタムラで購入。キタムラは時々びっくりするような破格でハッセル品を出すので要注意。
    • ウェストレベルファインダー(新型、旧型各1個)
      • ボディにはPME-51が付いてたがこれが無かったので追加。ボディをヤフオクで落札した日に合わせて美品の落札を狙うも、こんなペラペラのパーツが8千円超えにビビり競り負け。後から考えるとそれは破格だったのを悔やむ。後日新型を1万以上で落札。後日旧型美品も¥9,000ほどで落札。これは安かった。なんで2個か?予備ですよ予備。
    • 巻き上げクランク(レバー付き、レバー無し各1個)
      • 写真の旧タイプのレバー付きを新宿のあの2階の店で入手。無傷の美品。こんなのが5千円かと2日通ってしぶしぶ購入も、やはりこれも相場よりかなり安かった。
      • 後にレバーの無い丸いだけのものを新宿のあの地下の店のショーケースの隅に埋もれてたのを発掘し回収。オリジナルのケース付きで¥2,000だったのは驚き。
    • 露出計内蔵巻上げノブ
      • セレン式メーター内蔵。反射/入射両用。正確じゃないが目安にはなるので、あると便利。馬鹿にされるだろうがほとんど反射で使ってても結構なんとかなる。これ買ってからPME-51と巻き上げクランク類はほとんど出番なし。
    • 旧標準スクリーン
      • アキュートのスプリットはプリズムビューでは便利だがウェストレベルでは見づらくて仕方ない。昔の標準スクリーンが1千円で新宿にあったので買ってみたが、これも暗くて使う気がしない。やっぱアキュートDのグリッドが欲しい。
    • 純正ポラロイドバック 100
      • ライティング・テストや仕上がりのプレビューの意味で使うのが本来の使い道だが、持ってると楽しそうだったので購入。でもフィルムは一般には10枚で2千円もするフジのフォトラマしか入手出来ないので、おいそれとは使えない。
      • 純正よりも、npcやARCA-SWISSのが安いし、ARCA-SWISSはガラス板が無い分クリアな気もするが、ポラの液漏れでシャッター幕が大変な事になるのが怖くて純正にした。多分そういったボディー保護の目的であのガラスは付いてんだと思う。幕は命です。
      • 中古でも¥10,000以上しているが、たまたまヤフオクで即決¥6,000だったので即決断。しかし後日ジャンク¥1,000を見つけ、なんだかなぁと思いつつそれも回収。勿論使用に問題なし。
    • ボディのバックカバー
      • マガジンはずした状態では、これ無いと怖くて置いておけない。改めて幕は命です。
    • ストラップ
      • アクセサリでこれが一番悩んだ。評判の良いOP/TECHスーパープロを買ってみたが、金具の抜け留めのプラスチックが引き蓋やマガジンのクランクにゴリゴリ当たるのが気に入らず、アルチザンのに変える。
      • アルチザンACAM-505はしっかりした作りで気に入ってたが、なんと、こともあろうに撮影中に金具がはずれた。左手でボディ構えてる状態だったので落下はしなかったが、背筋が凍った。別に不良品だったわけでなく、使ってるうちに自然に取れてしまった。このタイプの金具はハッセル標準品もそうだが抜け留めがなく、はずれても不思議じゃない。一応マップカメラに文句を言いに行って返品交換してはみたが、金具はまったく同じものだし、そのまま使うのは不安で仕方ないのでOP/TECHのパーツを参考にして金具のベロが浮き上がらないように固定するパーツを塩ビで自作。以降問題なし。でもこのタイプの金具っていい加減な構造だと思う。ボディとレンズをアスファルトに落としたら、泣いても泣ききれんでしょう。何故ハッセル社は何十年も売り続けてて、絶対はずれない金具を作ろうとしないのか。

    と、ボディ周りはこんな感じです。おそろしい。今改めて電卓叩いたら大変なことになってました。本当にとりつかれたように揃えてしまった。

    続いてレンズも書こうと思ったけど、ドキドキしてしまったので、それは後日にします。みなさんもハッセルに手を出す時は気をつけて。くれぐれも相場より安いものを見つけたからって色々買いまくらないでください。万単位のものをこれは安い!と思った時は感覚が麻痺してます。Canon EOS 5Dでも買った方がよっぽどまともな写真人生を送れます。

    2010/10/19

    Char ~ U.S.J


    View from Bihoro-ridge
    Originally uploaded by zzox


    昔の写真を引っ張り出してたら、偶然Charのアルバムジャケットに似たのが出てきたのでのっけときます。写真は北海道・美幌峠からの眺望です。かなり昔のサービス版プリントをスキャナで取り込んだのであまりきれいじゃありませんが。

    で、そっくりだと思ったアルバムはこれ。


    1981年発表の『U.S.J』という、ファンにはなんとも複雑なアルバムです。参加ミュージシャンはスティーヴ・ルカサー(g)、ジェフ・ポーカロ(ds)、ニール・ステューベンハウス(b)、デヴィッド・フォスター(key)、ジェイ・グレイドン(g)、ポウリーニョ・ダ・コスタ(perc)という、何故にこやつらとCharが?という面々。ルカサーに呼ばれてCharが渡米した時にはすでにほとんどトラックは出来上がっていたという、なめとんのかお前らは的な録音でありました。評価はいろいろあれど、このアルバムのSmokyはとても聴けたもんじゃないですね。
    そういえばラリー・カールトンとB'zの松本氏のインタープレイもCDになってますが、こっちはまあまあ聴けます。まあまあと言うのは、松本氏のプレイがカールトンとほとんど溶け合っていないので、聴いていて居心地が悪いため。なんかカールトンが無理に自分の型にはめようとしてる感じで、松本氏がのびのび演奏出来てない気がします。
    ルカサーにしてもカールトンにしても、外タレが宣伝で日本人呼んで押し付けの競演ものを作るのはやめてほしいですな。一緒にやりたきゃそっちから来るのが礼儀というもんでしょう。

    2010/10/18

    憧れだった


    My wishfulness
    Originally uploaded by zzox


    YAMAHA SG600です。
    ご本人には失礼ながら、今となっては赤面ものですが高校生時代に高中に憧れ、おのずとSGにも憧れたわけです。学校の先輩がSG500のチェリーレッドを持っていて、5万円で譲るよと言われてもそんな大金出せるわけもなく(SG500の定価がそもそも5万円)、いつしか高中熱も冷めて大人になってしまいました。

    シモクラにはよくSG1000だの2000だのの中古がぶらさがってて、これ昔欲しかったんだよなーなんて眺めては懐かしんでましたが、SGは現行モデルでもあり中古価格もそんなに安くはありません。

    ところがですよ、またしても恐るべしハードオフ。1979~81年販売の短命モデルながら、ダイレクトサーキット、ピックアップは1000と変わらない(多分)と言われる、中古市場ではボロボロでも3万円以上の値がつきすぐに売却済みとなる幻のSG600が、なんと¥18,900のもってけドロボー状態。打痕もあまりなく、ネックは順反り、フレット7~8分程度、ガリはほぼ無し、ペグもスムースという、非常に状態のいいもの。これ逃す手はないよねー、と即買いでした。

    この時代のヤマハは今では信じられないような質の良い楽器を生産していたと思います。SG600はドットポジションとかシンプルなインレイ、淡白なヘッドデザイン、PU切り替え回路が無いなど、SG1000/2000から見れば廉価版ですが、貼りボディのバックがアガチスかマホガニーかと指板材の違いこそあれ、ボディの作りこみは全く同じと言って良いほど遜色のないもので、決してどこかを手抜きして適当に作られたモデルではないです。SG600自体でひとつのモデルとして十分成り立つんではないかな。

    というわけで、また道楽に手を出してしまったことを反省しつつ、報告終わり!

    2010/07/19

    Canon PowerShot S90

    Canon PowerShot S90
    Canon PowerShot S90,
    originally uploaded by zzox.
    新参者です。
    昨日うちにやって来た新しいカメラです。
    去年の秋に発売されたモデルで、その頃LUMIX LX3を購入しようと考えていた際に、RICOH CX2とこのPowerShot S90を比較対象にして、結局LX3を選んだんですが、最近S90の値崩れを見かけ、しかも先月末ですでに生産中止になったと聞き、これは買っとかなアカンと変な使命感に燃えてポチりました。

    キャノンのデジタルカメラはIXY 300とPowerShot S40以来しばらく縁がなく、Pentax ist D/K10D、LUMIX LX1/LX3、RICOH GR DIGITAL II/Caplio GX100とやや偏屈者路線を歩んで来ました。キャノンのDIGICは素晴らしいと思いますが、いわゆる「キャノンカラー」として世界中でデジタルカメラのリファレンスにされると言う、のっぺりとした質感が好きになれず、ずっと避け続けて来た訳です。そんな中でもPowerShotシリーズだけは時々気にはなっていましたが、Gシリーズは重さの割りに琴線に触れるものがなく、Sシリーズでいいのが出ればなぁ、と思ってました。

    LUMIX LXはいいカメラです。いわゆる所有欲を満たしてくれます。LeicaのOEMでもあり、「カメラをいじっている」という感覚に安心感があります。GRはアナログな風貌に対してデジタルのインターフェースが実に良く練られていて、これも使う人に分かりやすい操作感を提供してくれます。

    ただどちらの機種にも、「常用したい」とは思いづらい敷居の高さを感じてます。その点S90はカバンに突っ込んで傷だらけになりながら使っててもいいか、という気安さがあるんですね。Sシリーズをこのサイズで出してくれた事にとりあえず感謝しときます。

    まぁ完成度については若干??なんですが・・・その点は後日。

    2010/06/08

    Timberland Wodehouse Wingtip Tan 83581

    GWは田舎に帰るたびに、近所にある佐野プレミアム・アウトレットに行きます。
    広大な敷地が大人のテーマパークのようで、この中にいる時だけは金持ちになった気分が味わえます。それと、アウトレットは郊外の、割と田舎にあるので、折角遠くまで来て何も買わずに帰るのは損、と思わせる効果もあるんでしょうね。

    Timberlandの中でも価格帯が高いと言われるBoot Companyのウィングチップモデルですが、世界中探してもなかなか無いよ、今なら9,800円だよの文句に釣られ、買ってしまいました。
    履き心地はソフトです。革がしっとりしてるのと、サンダルのようなカットをしてあるので、足を包み込むような感じです。ソールが薄く、のっぺらなゴムが貼ってあるだけなのが若干 "んー" ですが、まあTimberlandですので。

    この靴買ってすぐ写真をflickrに投稿しといたら、なんと次の日に本家Timberlandから「グループに入って写真載せてもらえんかね?」 と誘われました。毎日flickrに投稿される自社製品を検索しては、そうやってグループ登録の勧誘してんでしょうけど、これは感動でしたね。

    Timberlandのflickr group

    らっきょう

    Allium Chinense
    Allium Chinense,
    originally uploaded by zzox.
    スーパーでは「エシャレット」といって売ってますが、どう見ても根らっきょうです。青果市場やスーパーが勝手に名前変えてるだけで、西洋野菜風にした方が売れ行きがいいからです。
    似たようなことは鮮魚でも当たり前のことですが、なんでわざわざ嘘つくんですかね。不当表示以外の何もんでもないのに。それにらっきょうがかわいそうでしょ。好きなのに。

    これは買って来たばっかりの時は生々しくてえぐみがあったので、塩振って2日ほどビニール袋に入れて漬けといたものです。いい具合に塩らっきょうになりました。金山寺みそを添えて。

    Serendipity

    Serendipity
    Serendipity,
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    引き続きSerendipityです。
    いつも窓際の席で食事してましたが、今日は奥の席です。分煙はその日の予約状況などで場所を入れ替えるそうです。
    整然と並んだ白い椅子に、良く冷えたビールの注がれたビアグラス。ちょっとカッコつけて撮ってみました。これもiPhoneのカメラです。

    2010/06/07

    交通安全

    もう完璧におちょくってんだと思いますが、ランボルギーニで300km/hオーバーを出して自慢してる兄ちゃんたちと、それをパロってる動画です。


    これはオリジナル。



    こっちがパクリ。



    元動画の兄ちゃんたちは、なんとなくいけ好かないので、ざまぁみろと思いましたが、パクってる方も何も最後にRCモデルを破壊しなくてもと、ちょい説教くさい感も。

    どっちにしても公道でスピードアタックはやめましょう。

    2010/05/23

    New India

    New India
    New India,
    originally uploaded by zzox.
    高田馬場にあるインド料理の店、「NEW INDIA」です。4人掛けのテーブルが4つしかない、狭い店ですが、妙な日本語を駆使してインドのおっちゃんが切り盛りしてます。しかし最近外食ばっかりですね。健康診断が近いというのに。

    あまり腸が強くないので、香辛料や唐辛子、にんにくなど刺激の強いものを食べるとすぐに胸焼けするか、酷いと下血してしまうんですが、この店の料理は何故か相性が良く、食後もなんともありません。多分材料の配分がいいんじゃないかと。

    人力でなく機械が大量生産する大手外食チェーンの料理やインスタント食品の、薬品を混ぜ合わせたような味に目に見えない不安を覚えますが、出来るだけそういうものは避けて食生活を送りたいものです。

    2010/05/15

    Serendipity

    高田馬場にあるカジュアルなイタリアンのお店です。イタリアンは元々カジュアルか。
    「Serendipity」とは「偶然の出会い」という意味です。
    一品の量が多めなので、パスタだけでも十分お腹いっぱいになります。サラダも量が多い。さらに前菜、ビールまで頼むと、危うく残してしまうくらいです。
    昼はランチもあります。今のところ年中無休、土日もランチやってるので、時々ぶらっと行ってます。場所は・・・探してみてね!





    (Posted from iPhone)

    2010/05/14

    テスト

    iPhoneからの投稿テストです。

    2010/05/04

    SONY NVX-FW5

    SONY GPS Navigation System NVX-FW5
    SONY GPS Navigation System NVX-FW5,
    originally uploaded by zzox.
    そうそう、ソーシャルサービスをひととおり試してみたくて、flickrのアカウントをとりました。便利なのはflickrに投稿した写真を、flickr側からBloggerに記事投稿出来るんです。なんかBlogger内で写真アップして、投稿編集してとやってるよりも気軽にバンバン書けるので助かってます。
    flickr自体はBlogサービスではないのですが、インターフェースのダサいBloggerよりflickrの方に親近感がわいてます。

    で、前回の桜の写真もflickrから記事投稿したんですが、今回も。
    なんてことはない、カーナビのGPS受信状態ですが、地球を回転する8つのGPS衛星を全て捕捉してます。実は今のクルマのナビは先代のパジェロに積んでいた、当時では高級機だったSONY NVX-FW5ビーコン付を自力で移植したものですが、ずっとGPS受信アンテナを左フロントピラーのすぐ横のダッシュボードに貼り付けてました。

    こんなもんどこでもいいだろくらいに考えてましたが、どうも受信状態が良くない。都内だから仕方ないかと8年位放っておいたのですが、最近特にずれるようになり、我慢の限界に来てやっとアンテナを移動しました。設置先はこれまた大したことない、ダッシュボードのどまんなか。

    すると、今まで3、4個しか捕捉出来なかった衛星が、なんと8つ全部捕捉出来たじゃありませんか! もっと早くやっときゃ良かった。

    桜, 神田川

    桜, 神田川
    桜, 神田川,
    originally uploaded by zzox.
    もう時期遅れですが、1ヶ月前の桜を。
    神田川沿いは東中野から早稲田までものすごい数の桜並木です。
    市ヶ谷から飯田橋までの中央線沿いの土手はメジャーですが、この高田馬場近辺はこじんまりした遊歩道の中をこれでもかというほど桜で埋め尽くしてます。
    毎年落合あたりのこの狭い遊歩道は、お花見客がびっちり。都心では珍しい貴重な桜スポットです。

    Flickr

    This is a test post from flickr, a fancy photo sharing thing.

    2010/02/18

    100億曲と被害100件

    RustyBrick社のカウントダウンタイマー。予測では日本時間2月24日午前3時32分32秒。無料ソングでもOKなので、大量にカートに入れて順番にダウンロードさせるか。無料曲がそんなに無いが・・・そもそも、カウントタイミングは購入ボタンかダウンロード開始か。

    見事当たったら10,000ドルのギフト。被害が増えているのも、人のクレジットカードでどんどんカウントしまくろうとする悪人の仕業に見える。

    2chでこの議論はそれなりに続いているが、核心とおぼしきカキコは無いまま。最近までのスレをずっと読んでいて思うのは、何がどこでどういう仕組みで盗まれる可能性があるのか、あらゆる可能性に思い至るカキコに乏しいこと。Apple IDが盗まれる可能性にしても、ネトカやメアド乗り換え程度のことしか書かれておらず、この事件が2chねら~に相手にされてないか、そうでなければ本当に知らない人ばかりが書いているようである。Apple IDの流出なのかクレカ情報の流出なのかすら判明はしていないのだが、いずれにしても情報を打ち込む端末からクレジット決済までを結ぶあらゆる部分で流出の可能性はある訳で、その辺の話がもっと出て来てもいいと思う。

    例えば、iPhoneを無線LANで使う場合、おおざっぱに言えば

     ・ iPhone → 無線AP → ルータ → WAN → Apple認証サーバ、決済サーバ → カード会社

    という経路をたどるのであり、このあらゆる部分で流出の可能性はある。ひょっとするとiPhoneに入れた不正アプリがキーロガーかもしれないし、無線のシグナルを傍受されたかもしれないし(アメリカでは数年前に流行った)、およそルータ以降は想像もつかない経路をたどるわけである。これが3G回線ならソフトバンクも関わってくる。

    今頃はエンド・トゥ・エンド間のサービス提供会社は自社の手落ちがなかったか確認するのに必死だと思うが、WANに出る前の企業が管理していない部分での流出は経路を追うのが大変だろう。昨年カード情報流出があったサウンドハウスの対応ではこの手の調査、対応がいかに大変か、またカード会社の腰の重さがつぶさにわかる同社の顛末記が公開されて大変興味深かったが、今回の事件も全貌が明らかになるよう期待したい。もちろんAppleが威信をかけて解明をリードすべきであるのは言うまでもない。

    リンク:


    RustyBrick、Apple iTunesの100億曲DL到達日時の予測アルゴリズム (mycom)


    100億曲カウントダウン・プロモーション (Apple)


    iTunesで不正請求被害 アップル社、ID流出否定 (asahi.com)


    iTunes不当請求100件 被害の全容聴取へ (asahi.com)


    消費者庁、iTunes株式会社に対する照会文書をWeb公開 (mycom)


    音楽情報サイトの利用者が心当たりのない利用代金の請求を受ける事例の発生について [pdf] (消費者庁)